新雅史の文章から

『商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道』より 

 

 バブル以降に財政投融資の額が大幅に増えた理由は、景気回復と貿易黒字解消という二つの目的であったが、本書の観点で重要なのは、バブル以降に、地方に財政投融資がばらまかれることになった点である。地方に財政投融資がばらまかれることによって、中心街からかけ離れた場所に国道アクセス道路が数多く造られた。一九九〇年代からひろがるショッピングモールは、財政投融資がばらまかれた国道アクセス道路沿いに数多く建設された。

 

 

新雅史『商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道』(光文社、2012年)168ページ。

 

 

 

 

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)

商店街はなぜ滅びるのか 社会・政治・経済史から探る再生の道 (光文社新書)