押井守の文章から

『凡人として生きるということ』より

 

 人生は映画みたいなものだ。もちろん失敗も挫折もある。それを避けては通れない。それどころか、失敗や挫折そのものが人生の醍醐味とも言えるのだ。

 何も波乱の起きない退屈な映画を見たいだろうか。エンディングは分からない。ハッピーエンドに終わるとも限らない。でも、どんな結末を迎えるにしても、何もせず、すべてを留保した生き方より、はるかにそれは豊かな人生だといえるだろう。

 

 

押井守凡人として生きるということ』(幻冬舎、2008年)86~87ページ。

 

 

 

 

凡人として生きるということ (幻冬舎新書)

凡人として生きるということ (幻冬舎新書)